たまプラーザはら内科・消化器クリニック

コラム

胃の症状とピロリ菌!LG21乳酸菌はピロリ菌に効果がある?                               

 皆さん、こんにちは。たまプラーザはら内科・消化器クリニックです。

ここでは「胃の症状とピロリ菌、LG21乳酸菌はピロリ菌に効果がある?」についてお話ししたいと思います。

  

●ピロリ菌、正式名は「ヘリコバクター・ピロリ」という細菌の一種です。

感染後は、胃に常在し消化性潰瘍や胃がんの原因となる菌であることは、広く知られるようになってきました。

胃の粘膜に感染した状態が長い期間続くと、胃以外に全身の疾患を引き起こす危険性が高まります。

 

              

     

ピロリ菌に感染すると起きやすい症状とは?

 

●ピロリ菌の感染が長期間続くと、さまざまな胃の病気を引き起こします。

「こんな症状が続いていませんか?」

   

・胃痛           

・胃もたれ      

・胃部不快感

・食欲不振

・吐き気   

 

などの症状がある方は、胃内視鏡検査をお勧めします。

長い年月をかけてピロリ菌により、胃の粘膜は少しずつダメージを受け慢性的な炎症が起こります。

 

  

  

ピロリ菌に対しLG21乳酸菌の働きでよいこと!

 

●LG21乳酸菌を含むヨーグルトには

  

・機能性ディスペプシアの症状を改善する効果がある

・強い胃酸の中でも生存率が高いこと

・LG21乳酸菌ヨーグルトを8週間1日2回ずつ、ピロリ菌患者に毎日90g食べてもらう実験結果では

  

ピロリ菌感染症に伴う炎症を抑える効果があることがわかっています。しかし、LG21乳酸菌には除菌の効果はない。

もし、検査でピロリ菌が陽性であれば、除菌治療を行うのが一般的です。

より効率的な除菌を期待するため、LG21乳酸菌ヨーグルトを摂取して除菌治療へ繋げていくことは、副作用を減らす意味でも効果的である。

  

 

 

LG21乳酸菌がピロリ菌に対してどのような効果があるのか?

 

●強い胃酸の中でも生存率が高く、機能性ディスペプシアなど胃症状の改善に有効である。また、研究報告では、LG21乳酸菌はピロリ菌に伴う炎症を抑える効果がある。ピロリ菌の除菌療法に際し、LG21乳酸菌を併用することは下痢、悪心などの副作用の低減につながる。だが、LG21乳酸菌だけではピロリ菌を除菌することは出来ないため、あくまでサポート的に食べるものと理解し、除菌との併用の場合は医師へ相談し進めていくことが望ましい。

 

  

●当クリニックでは消化性潰瘍の診断や、胃がん早期発見のための胃内視鏡検査が可能です。また、ピロリ菌専門医による診察を火曜の午前に設けており、胃の症状でお悩みの方や、ピロリ菌検査、除菌治療(自費を含む)などを希望される方は、お気軽にご相談ください。

                            監修 松久 威史

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