たまプラーザはら内科・消化器クリニック

コラム

「大腸」の役割と気をつけたい病気

こんにちは。
たまプラーザ駅南口より徒歩2分の「たまプラーザはら内科・消化器クリニック」です。
 
大腸の大きな役割は、食べものの不要な部分を便として出すことです。
大腸のはたらきがスムーズだと腸内で有害物質が作られることもなく、お通じがよくなります。
逆に、大腸の調子が悪いと下痢や便秘、血便などの症状がみられます。
水分が足りない、食べたものが合わなかったなどの原因で大腸の調子を悪くすることはよくありますが、気になる症状が続くときには悪性の病気の可能性もありますので早めに検査を受けましょう。
 
今回は、大腸の役割と気をつけたい病気についてお話しします。
 
 

大腸ってどんな役割をしてるの?

●水分を吸収
●ナトリウムなどの電解質を吸収
●小腸で吸収されなかった栄養素を吸収

 
これらのことを行いながら便を作り、最終的には肛門から排せつします。
食べ物を食べてから排せつまでは約24〜72時間ほどかかります。
 
 

大腸の気をつけたい病気

・大腸がん
大腸がんは40歳以上の方にリスクが高く、日本人の死亡原因では男性で3位、女性で1位の病気です。
初期は症状がほとんどありません。進行すると血便や便秘、下痢、腹痛、体重減少などの症状があらわれます。
大腸がんは大腸カメラで早期発見ができ、進行を防ぐことができます。
ご家族に大腸がんになった人がいる、40歳以上であるなどリスクが高い方は定期的に検査することをおすすめします。
 
・大腸ポリープ
多くは良性ですが、中にはがんになりやすいポリープもあります。
ポリープは状態によっては大腸カメラ検査中に切除でき、切除することでがんになるリスクを減らせます。
大腸ポリープの切除は痛みはありませんし日帰りでも可能です。
 
・潰瘍性大腸炎
大腸に、原因不明の炎症が起きている状態で国の指定難病の1つです。
腹痛、下痢、血便、貧血、体重減少などの症状があります。
内服や手術などで治療していきます。
よくなったと思っても繰り返し症状がでるので、根気強い治療が必要です。
大腸カメラでは、上記の病気以外にもクローン病や大腸炎などさまざまな病気を発見できます。
 
 


定期的な大腸カメラで早期発見・早期治療

大腸カメラでは、腸の状態や病気の有無などさまざまなことが分かります。
 
早期発見・早期治療には大腸カメラは欠かせません。
40歳を過ぎたら、ぜひ定期的に大腸カメラの検査を受けましょう。
 
たまプラーザはら内科・消化器クリニックは、静脈麻酔による苦痛の少ない大腸カメラを実施しています。
心配ごと、ご不明なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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